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ヘッドホンアンプ

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ヘッドホンとイヤホンのおかげで、
夜でも昼でも、家の中でも外でも音楽を楽しめる環境が整いました。
実際に、今回手にしたものはどれも中々素晴らしく、
スピーカーに比べて劣るといった印象は感じていません。

一方で、空気が溶け合い、耳に何も付帯物なく音楽を楽しめる
スピーカーの心地よさ、音色の素晴らしさも再確認しています。
どちらが良い悪いではなく、それぞれの魅力がありますね。

ヘッドホンに対して最近思うのが、
専用アンプで駆動したらどうなんだろ? という素朴な疑問。
パイオニアにマランツ、トライオードにラックスマン。
すでに本格的なヘッドホンアンプを出してるメーカーはいくつもあります。
DSD対応DACやバランス出力端子など興味深いスペックも多々見受けられるのですが、
残念ながら胸を焦がすような存在感のあるモデルが見当たりません。

ヘッドホンジャックを持つ、手持ちのプリメインたちのおかげで
今出ている音にとりたてて不満がないのも理由かな。
もしソウルノートやアキュフェーズから
ヘッドホンのことだけを考えた専用アンプが発売されたとしたら、、
その時は完全に抗えない気がしてます。
できればどちらもハーフサイズで出たら嬉しいですね。

by higemegaongaku | 2015-02-01 22:22 | ヘッドホン & イヤホン

混合戦

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年末のラック裏掃除の最中、かねてから考えていた手持ち機器の組み合わせ試聴。
なんだかんだで3時間ぐらい没頭して肝心の掃除計画に遅れが出た。
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最初はリビングでBOSEのホームシアターにつないでいる
ヤマハのCDプレーヤー「CD-N500」とアキュフェーズ「DP-410」の勝負。
比較しやすいように「E-360」へラインケーブルでそれぞれをつなげ、
同じディスクを使ってセレクタで切り替えて聴いた。
意外と善戦するかと期待していた「CD-N500」は、3曲も聞かないうちに終了。
さすがに5倍以上価格差が開いていると勝負にならなかったか。。
「DP-410」に比べると褒めるとこがないというか、ちょっと可哀想な感じ。
しかしBOSEセットに戻して聴いていると、やはり元の通りとても良く鳴っている。
なんででしょ?
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次はソウルノート「sc1.0」と「DP-410」のCDプレーヤー対決。
「sc1.0」の設置場所がラグの上で不利だが、掃除中の余興なので良しとした。
お気に入りの「sc1.0」が勝つことさえあるかと思っていたが、これも勝者は「DP-410」。
しかしコスト度外視感のある「sc1.0」はやはりいい音だった、これしかなければ満足できるぐらい。
逆に言うと「DP-410」も価格なりの実力を持っていることがわかって一安心した。
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今度はソウルノートの最強DAC「sd2.0」を加えて「sc1.0」と「DP-410」のトランスポート勝負。
これではっきり分かったけど「DP-410」の強みは、強固で重量級なトランスポート部の優秀さ。
同じDACにつないでも「DP-410」の方が「sc1.0」に情報量でかなりの差をつけてる。
うっかり写真を撮り忘れたけど、この後は「DP-410」と「sd2.0」のDAC勝負。
同じ光デジタルケーブルをつなぎかえてiPhoneからAirPlayで曲を飛ばす。
これは単体DAC「sd2.0」の勝ちだったけど、意外と「DP-410」のDAC部も悪くないと分かった。
このへんになると勝負というより、もう楽しんで聴いているだけ。
「sd2.0」を上流に置いた「E-360」は、実にいい音でモーツァルトを鳴らす。
それぞれのDACの違いを鳴らし分ける性能にも感心してしまった。
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次は「DP-410」を本来のCDプレーヤーとして使い、アンプ部を「sa1.0+sa4.0」に変更。
まったく予想していなかったけど、今回この組み合わせが自分的に最も好みだった。
精緻なプレーヤーと躍動的なアンプが交わって言うことないぐらい良い音が鳴り響く。
「sa4.0」もついに生産終了だけど、もし「sa1.0」だけを所有している方は、
ぜひぜひこの組み合わせを試してほしい。「sa4.0」を足しても「E-360」より安いし。。
しかし両メーカーともにまったく異なるデザイン言語なので、並んだ姿はかなりのミスマッチ。
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そして今回のハイライト、ソウルノートのフルセットで鳴らすモーツァルト。
いや、これ凄い! ビッシバッシと躍動的な音が前へ前へとグイグイ出てくる。
アコースティックギターをかき鳴らす「森恵」さんみたいなソースはもちろんのこと、
生楽器を使わないクラフトワークの「ヨーロッパ特急」まで、熱気を帯びて聴こえるし。

こうして同じスピーカーで聴き比べると両メーカーの個性がこれ以上ないぐらい浮かび上がる。

アキューフェーズの魅力は精緻で透明な音色、低音には落ち着きがあって穏やかに聴ける。
左右に音が広がってクラシックなら絶対こっち。音数の少ない女性ヴォーカルもすごく好み。
ロックやジャズは、もともとが元気なソースはおとなしく聴こえるけど、オルタナ系ならぴったり。

ソウルノートの魅力は生き生きと弾けるような音色、躍動感があってノリノリ。
左右の広がりは程々だけど前後の奥行きがあって、ギターロックは全般にお手の物。
音に響きが多くないのでクラシックはちと合わない気がするが、それ以外は苦手なし。

ちょっとミーハーだったけど、今回みたいな比較はもうこれで終わり。
どっちのメーカーも音に真摯な姿勢が改めて感じられてとても満足できた。
聴く時間と目的に合わせて集めてきた機器だから、それぞれの場所で今後も大事に使っていきたい。

by higemegaongaku | 2014-12-28 18:14 | オーディオ全般

真夜中のソウルノート


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久しぶりにSOULNOTEセットの話。

しばらく書かなかったが、出張が無く自宅に帰る日は毎晩聴いている。
プリとして使っている「sa1.0」を最初に手に入れてから早数年。
今は旧型になった「CM5」ともども十分なエージング期間を経ているので、
実にみっちりと心地よい音を奏でてくれている。
まるで機器が透明になって音楽だけが聴こえてくるよう。

セッティングに関して言うと、今の状態は今までで二番目に良い音。
一番だったときは付属の電源ケーブルで、Audirvanaが前バージョンで、
スピーカーケーブルがヴァン・デン・ハル「The Clearwater」。
弾けるような躍動感と生々しい空気感が最も充実した音。

電源ケーブルを「ACC180」に変えたら、全体的に音が繊細にほぐれたが、
Audirvanaを最新バージョンにした途端、解像感が高すぎるというか
高音がキンキンと急激に変化して閉口してしまった。
元に戻すことを考えたが、Audirvanaの動作が九割方安定したので、
ここは固定することにする。なにせもう殆ど固まらないで動き続けている。

他でどうにかとスピーカーケーブルを余っていた「REAL CABLE」に変えたら
躍動感と空気感が後退した代わりに、今度は滑らかさと柔らかさが出た。
この今の音が気持ちよくて、夜聴くとすぐに眠くなってしまう。
深夜でも「sa1.0」のボリュームを1クリックでも右に回していれば、
ピアノトリオや女性ヴォーカルなんかが特に良い。
集合住宅に住む自分にとって、真に実用性の高い特徴だと思う。

音色の良し悪しは聴く人の好みだから、評価は様々に分かれて当然。
ただ自分がSOULNOTEを何年か使い込んでしみじみ分かるのは、
演奏が生き生きと生々しく聴こえてくること。
なんだかメーカーコンセプトそのままだが、これは本当にそうだと思える。

あと、メーカー純正のケーブルラインナップが充実している。
当たり前だが、すべての機器との相性もすこぶる良い。
結果、アクセサリーにお金を使いすぎなくて済むのだが、
オーディオ探究的に言うと少し寂しく、この辺りは他のシステムで満たすつもり。
何せSOULNOTE機器間のケーブルを社外品に変えて良くなった試しがない。

モーツァルトとアキュフェーズのセットを手にしたけど、
依然として大切なメインのオーディオシステム。
鳴らし込んできたからこそ手にした、今の音が気に入っている。


by higemegaongaku | 2014-11-30 09:37 | SOULNOTE

音を聴くとき、聴かないとき。

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来週末から12日間、インドへ行く。

むろんその間自宅のオーディオシステムで音楽は聴けない。
目的が自分の所属する写真表現チームの活動なので、自分自身のモードも創作メインに切り替える。

今日は、準備の仕上を行いつつ自宅でイリアーヌを聴きまくっていたが、
しばらく日本食が食べれないと思うと、焦りが出てきて近所の居酒屋に行ってきた。
ここのところ気に入っているその店は「野菜の肴で日本酒を旨く飲ませる」がコンセプトで、
行くたびにその季節の食材を使った滋味深い料理が食べられる。

酒も肴も気に入っているが、店内に一切音楽が流れないのも印象深い。
その変わりに耳に入る客同士の会話と、店主の包丁の音が混じり合って
何とも言えないアンビエント効果をもたらしてくれる。
ヘビースモーカーの自分もこの店に居る時は、殆ど吸わずに野菜と酒の妙味を堪能している。

ほどほどで店を後にして、家に帰り再び音楽を鳴らすと、これがまた何とも気持ちいい。
たかだか数時間聴かなくてもこれだけ新鮮に聴けるのたがら、
3月中旬に日本に戻ったときはどれほど心に染み入るのだろう。



by higemegaongaku | 2014-02-22 23:14 | オーディオ全般

Listening Session Vol.1

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昨晩は予定通り「飲み会」を兼ねたオーディオ試聴会を我が家で開催。
電車が止まるほどの大雪にも関わらず、4人のロードバイク仲間が集まってくれた。

熱燗とともにやんややんやと鍋をつつきあった後、SOULNOTEセットのある寝室へ移動。
各自に持って来てもらったCDの中から一曲を選んでもらい、
その曲への思い入れを語ってもらいつつ順番に皆で聴いていった。

「音、イイ! 」最初の一曲目の出だしから感嘆の声が上がる。
「この曲俺もCD持ってる!」「昔よくかかってたよな!」「知らなかったけどいい曲だね!」
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40前後のおっさん達が、まるで中学時代に戻ったかのごとくはしゃいでいる。
嬉しいのは曲のノリや、声の美しさなど、話題が音よりも音楽に集中していること。

「スマホも鳴らせるの?」

CDを持って来なかった友人からのリクエストを受けてプレイスタイルを「AirPlay」に変更。
普段車内やイヤホンで一番聴いている曲が、ステレオスピーカーを通じて鳴り響く音に歓声が上がる。
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聞かれたのでシステム一式の金額を伝えると、オーディオ機器への興味もヒートアップ。
もはや順番は総崩れになり、我先にこの曲を聴いてみたい、いや俺のあの曲が先だと
室内はカラオケルームの争奪戦の様相に。
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「どんな音楽を聴くかでそいつがどんな奴か分かるよな」
「ちゃんとした気持ちで音楽聞くの久しぶり」
「オーディオ面白そうだねぇ」
「分かってたらもっとCD持って来たのに」
「iPadでも鳴らせるの? そっちにはもっといっぱい曲入れてんだけど」
「また、ぜったいやろうよ」

自分がやったのは、友人を招いて好きな曲を好きなようにかけてもらっただけ。
それだけで、音楽を楽しみながら大勢で聴く楽しみが、オーディオへの興味とともに見事に成立した。
聞き終わった後は、オーディオ雑誌を見せながら色々説明すると皆も興味深く聞いてくれる。
自分がショップのスタッフだったら、今なら何でも買ってくれそうだ(笑)

でも、普通の人はオーディオショップには行かない。
身近な友人が、趣味の一つとしてオーディオをやってるから興味を持ってくれるのだ。

「いくらぐらいかかるの?」友人からの質問にこう答えた。
「いくらでもいいと思うよ、どんな金額でも楽しめると思う」
もし、このうちの何人かが実際に何か買いたいと相談してくれたら
なるべく安くて音楽を楽しめる組み合わせを一緒に考えたいと思っている。

高音質の追求や高額機器の購入は、興味を持った後に自分自身で欲するもの。
最初から何十万もするセットや、1m何万もするケーブルを勧めるのは本当にナンセンスだ。
オーディオの最初は、今までよりも少し良い音にするだけでいい。


by higemegaongaku | 2014-02-16 15:38 | オーディオ全般

オーディオって

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オーディオの輪が広がらない、、最近とみにそう思う。

車とカメラにロードバイク、今までやって来た趣味はそれを通じて交流も広がった。
運転歴26年で車は8台、2台前まではホイール交換はもちろん、車高調で5mmの差にこだわったり、
理想の吸・排気音を求めてフィルターやマフラーも変えていた。
車好きの仕事仲間やクライアントも多いので、酒を飲みながらあーだこーだと会話も弾んだ。

カメラは、デジタル一眼4台にフィルムカメラ5台を現有し、レンズも30本近く買った。
週末毎に朝5時に起きて人気の無い渋谷や銀座を撮ったし、動物園にも熱心に通った。
友人に教えたり、事務所のスタッフと連れ立っての撮影にも出かけた。

ロードバイクも1年目で3台購入し、数年前までは毎週のように走っていた。
いつの間にか10人近いチームになり、都内から湘南や山中湖にも出かけた。
(あまり走らない割に飲み会だけは今もコンスタントに行っている。。)

その点一人で聴き浸るオーディオは不利だ。
相手が女房や恋人でも、相当趣味が近くないと一緒に聴き続けるのは難しい。
となると、各々が自宅で体感した音にまつわる発見や、気に入ったアーティストの紹介を
酒の席で話題にするか、相手の家に遊びに行くとかだろうか。
いずれにせよ、ちょっとスケールが小さいかな。。
車やロードバイクは連れ立って走りに行けるし、写真はブログやSNSでの発信や交流がしやすい。
写真展も頻繁に開催されてるし、旅先で見かける年配の同好会の方々も一様に楽しそうだ。

オーディオは視覚と違って共有しにくいのもあるが、何せ食いつきが弱い。
カメラやロードバイクは、身近な人がやっているなら自分も! とすぐに伝染した。
入門機でいいと呟いていた知人たちも、気がつけば立派な一眼レフをかまえたり、
派手なロードバイクのウェアに身を包んでいる。思うに比較的早期に2〜30万程度は使っているはずだ。

「イヤホンって3,000円以上するのもあるんですか?」
立派なロードバイクにまたがる女子が漏らしたこの一言が如実に物語っている気がする。
「高いし、場所取るし、、」そうは言うけどそれはロードバイクも同じで、
スペース的にはオーディオより邪魔になってるでしょうが。。

以前ネットで読んだ「ザ・ステレオ屋」さんの考えやイベントが非常に印象に残っている。
実家のオーディオ屋をついだが、およそ女性にモテそうにない業界に失望されたこと。
それゆえ自らが企画し、メーカーや販売店と協力してスマホやiPodを持った人たちに、
質の高いオーディオシステムで好きな曲を自由に聴いてもらう内容だったと思う。
彼自身の好むジャンルがヘビーメタルというのも素敵に感じた。

ロックやソウル、ファンクにハワイアン、演歌にサンバにガムラン。
ジャズやクラシック以外にも音楽の数だけオーディオ機器の需要はあるはず。
自分もオーディオの雑誌にポータルサイト、熱心な方のブログを読むのは大好きだが、
このままだと行き詰まっていつかつまらなくなりそうでちょっと怖い。
だからこそ「ザ・ステレオ屋」さんの意義深いアプローチは輝いてみえた。

10年前に今のマンションを買ったとき、新しい暮らしへの夢とともにオーディオ機器を買おうと思った。
買う前から決めていたブランドは「バング&オルフセン」。
何よりもインテリアとしてのプロダクトデザインが群を抜いて美しかった。
ウキウキ気分で六本木AXISのショールームに足を運び、何とか買えそうな「BeoSound1」を試聴した。
アコースティックギターの調べが流れる店内で、お洒落なお姉さんに声をかけて、
トレイに入れたCDは、アヴェレージ・ホワイト・バンドの「Feel No Fret」。

「とてつもなく合わねぇ!」

お気に入りだった6曲目「Atlantic Avenue」のサンバ調のリズムが、
BeoSoundの特性とも、店の雰囲気とも怖いほど真逆に感じられた。

今度は大好きなソウルミュージックを鳴らすシステムを求めて量販店に行く。
店員さんが勧めるのはONKYOの高級風なミニコンポで、
鮮やかな音色に一瞬耳を奪われたが、見た目が死ぬほどダサい。

その近くに置いてあったのが「American Sound System」という
どうなの? 的な名前のBOSEのミニコンポ(つかミニコンポしか置いてない)。
音質的にはONKYOより悪く感じたが、見た目もマシで、出てきた音のノリが
他の2機種よりはソウルに合っていると感じたので購入。

スタンドまで入れた「BeoSound1」の金額は確か26万ぐらい、
当時の自分としては分不相応な数字だったが見た目が素敵なので音が好みなら買いたかった。
ONKYOのコンポは15万ぐらいだったと思うが、あれを家に置くことは考えられなかった。
BOSEのセットは10万ぐらいだったろうか。見た目も音も妥協したので愛情は持てなかった。

予算も使い切れず、いい音も手に入れられなかったその後は、
ミュージックライフ的にもオーディオライフ的にも無味乾燥なものだった。
あのときオーディオ専門店に行っていたら違っていたのかもしれないが、
オーディオの知識を持たず雑誌も読まない自分にはその発想も浮かばなかった。

でもオーディオ業界の方も、オーディオファイル以外に目を向けないから
音楽好きでオーディオに興味を持ち始めた新しいカスタマーを逃していたと言えるかも。
「NAVI」や「ENGINE」などの車雑誌には必ず「洋服」や「腕時計」、
旨い料理店や趣味の良いドライブ旅行が紹介されていて広がりがあった。
カメラ雑誌だって「CAMERA MAGAZINE」なんかは、写真家と作品のエピソード、
趣味で写真を撮るという人生観が素晴らしい文章とともに掲載されている。

人が創造する素晴らしい芸術「音楽」を、こよなく愛する人へ届ける「指揮者」的存在。
オーディオの果たす役割はとても大きいと思う。
それでいて日々の暮らしに溶け込むインテリアでもあり、家族全員で楽しむ家電でもあったり。

この素晴らしい趣味が広がるには、メーカーさんやメディアからの新しいメッセージの打ち出しも必要だし、
自分のような末端のオーディオファンの心がけも大事だと思う。
この週末、我が家にロードバイクの友人たちが鍋をつつきにやってくる。
それぞれに多趣味であり、音楽も聴くし、使えるお金だって少しはあるはず。

彼らにそれぞれ好きな曲を我が家のシステムで聴いてもらい、
「気持ちよく聴こえるね」と思ってもらえたら本当に嬉しいんだけど。



by higemegaongaku | 2014-02-11 00:58 | オーディオ全般

ハイレゾ音源 の1

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都知事選の投票後、所用を済ませるつもりが積雪で車が出せなかった。
マンションの駐車場を一人で雪かきするのも何なので、今日はこのまま部屋で音楽鑑賞とする。

「ハイレゾ音源」にずっと疑念を抱いている。
最初にダウンロードしたのはビル・エバンスの定番「Waltz for Debby 192kHz/24bit」。
まずこれの印象が良くなかった。自分の耳ではピアノの高い音が耳につき、
大事な中低音も霧散して躍動感が感じられなかった。
続いて手にした「Explorations 88kHz/24bit」「Portrait in Jazz 192kHz/24bit」も同じ印象で、
「Moon Beams  192kHz/24bit」でやっと、CDからのリッピングデータより立体感を感じた。

元の録音が新しければ、もっと差が出るかと思い買ったのが、
ヘルゲ・リエンの「Hello Troll 96kHz/24bit」。
明瞭な高音、沈み込む低音、確かにレンジの広さや解像感など明確な差を感じたが、
CDの方も元々良い音だったので、比べなければCDで十分満足できると感じた。
ハイレゾ版は音の細部が耳に飛び込みすぎて、むしろ少し聴きづらいぐらい。。

ここまででハイレゾ音源に抱いた印象は、期待するほど音が滑らかでないこと、
鮮烈さは感じるものの時に高音が耳につき、躍動感は必ずCDより後退してしまうこと。
結果としてハイレゾ音源はHDDの肥やしになり、元の「44.1kHz/16bit」ばかり聴いていた。

「歌ものだとどうだろう?」

人の声ならもっともっと差が分かるかもしれないとダウンロードしたのは、
ダイアナ・クラールの「Quiet Nights 96kHz/24bit」。
ところがこれでハイレゾの印象が決定的に悪くなってしまった。
ダイアナの声もバックの音も同じような緩い音色になってダラダラと流れてしまう。

CDからリッピングしたデータは、多少音が固いものの歌声は生々しく、
バックの演奏も立体的で生き生きと鳴る。なにしろこっちの方がずっと音に厚みがある。
車で聴くiPod用にCDのリッピングデータを捨てて、ハイレゾからダウンコンバートした
「44.1kHz/16bit」のデータを作ったが、そっちを捨てて元のリッピングデータを残してしまった。

「逆じゃなくて!?」

これだと雑誌やネットで書かれている情報とまるで正反対である。
どんなに物理的な情報量が多くても、楽しく聴けなければまるで意味を感じない。
「SOULNOTE sd2.0」を導入してから、ハイレゾ音源も本領発揮かと思ったが、
聴き続けてみると大きくは先に述べた印象と変わらなかった。

ブルーレイのソフトはDVDとセット販売のものも多い。
ピクセル数の違いによる映像の緻密差は言わずもがなだが、聴き比べると音質の差も圧倒的に違う。
歪んで広がりの少ない「Dolby 5.1」や「dts 5.1」に比べると、
「Dolby TrueHD」や「dts-HD Master Audio 」は、澄み渡るような鮮烈感と迫力に溢れている。

映像品質が高まれば音の方も見合うレベルである必然があるのかもしれない。
ただ音楽だけを聴くのならCD規格ぐらいの情報量が適切で、
音楽の躍動感を抑えるほど細かい音や滑らかな音は必要ないのかもしれない。

よく言われる「CDを超える情報量による高音質」がそうだとしたら、
対応するDDCもDACも持つ自分としては、その恩恵をもちろん受けてみたい。
ただハイレゾデータに比べると、自分が買うJAZZのCDは2/3から1/3の価格。
それで十分というか、むしろ好ましい音が出てしまう。
「じゃCDでいいじゃん」とは思うのだが問題が一つ。

CDを持ってなくて最初からハイレゾで買ったアルバムは判断がつかなくて困る。
例えばヘルゲ・リエンの「Natsukashii 192kHz/24bit」は、素晴らしい音質だと思うが、
これがハイレゾの恩恵なのかどうかが分からない。
ビル・エバンスへのトリビュート「Memories of Bill Evans」もそうだ。
もちろんそれを確かめるために改めてCDを買うつもりはない。
ちなみにiPod用にこれらからダウンコンバートした「44.1kHz/16bit」は、
元のハイレゾデータより単純に音質が落ちているように聴こえる。

自分自身で決めるべきことではあるが、何せ耳に自信がない。
というか比べればその「違い」は分かるが、どっちが良いのかで迷う。
他の方は、ハイレゾ音源をどういうスタンスで捉えているのだろう?


by higemegaongaku | 2014-02-09 17:16 | オーディオ全般

CD購入

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出張から帰ると予定通り注文したCDが届いていた。

今回から自分の買物ルールを変えてみる。
今までは欲しくなったタイミングでさみだれに注文していたが、
今後は月頭に上限を「10枚」としてまとめて買うことにする。
「Mac mini」導入により、リッピング〜データ管理が少しだけ面倒になったこともあるけど、
何と言うか少し「自制」してみようと思う。。

購入したのは以下のアルバム

・Bill Evans「A Simple Matter Of Conviction」
・Bill Evans「Alone」
・Bill Evans「Empathy」
・Bill Evans「Intuition」
・Bill Evans「The Paris Concert, Edition One」
・Bill Evans「The Paris Concert, Edition Two」
・Eliane Elias「Around The City」
・Eliane Elias「Brazilian Classics」
・Eliane Elias「Eliane Elias Plays Live」
・Eliane Elias「Kissed By Nature」
・Eliane Elias「The Three Americas」

数えてみると11枚、早くも一枚オーバーしていた、、
新しいUSBケーブルを買わなかったので許容範囲としよう。

所有の「ビル・エバンス」はこれで27枚だけど、コンプリートにはまだ遠い。
最近「マーク・ジョンソン」にはまってるので、
今まで聴かなかった最後期のものを含めて買ってみた。

「イリアーヌ」の方はこれで11枚。エバンスより先に、昨晩から何枚かを聴きはじめている。
「ダイアナ・クラール」もいいけど、最近は彼女の虜になっている。
流れるようなピアノのフレーズ、透明感があって滑らかな歌声、ボサノバを含む多様な音楽性。
出張中もすでに持っていたアルバムを聴きまくっていたので、どうかと思っていたがまるで飽きない。

外は大雪だが、これから所用で車を出さなければいけない。
四駆でスタッドレスと車に不安はないが、滑って痛打を受けそうな自分にビビっている。。








by higemegaongaku | 2014-02-08 09:51 | オーディオ全般

聴き分ける

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エアコンの音がうるさい。

家の中で一番長く過ごす寝室のエアコンが突出して古くやかましい。
他の部屋のは静かな上にマイナスイオンまで出ているのに、
寝室の奴は十分に暖まってもフゥーンと唸っている。
壊れたなら買い替えるが、まだ使えるものを新品にするのがどうも難しい。
それを買うなら傷んだリビングのソファこそ先に買い替えたいし。

あれこれと「Audirvana」の設定をいじり倒してた先週みたいに、
真剣に音を聴き分ける必要があるときは、必然的にエアコンを切って挑む。
基本状態が静かなので、微細音まで聴こえるのはいいが、冬なのでとっても寒い。
酷い晩はつま先の感覚がなくなるあまり、室内で遭難しかかったくらい。
最終的に音楽どころでなくなって、劣悪な血行を取り戻すために塩入りの風呂を入れた。

オーディオは基本一人の趣味だから、のめり込むと見境が無くなるが、
こんなことやってることが人に知れたら(書いてるが)非常にまずい気がする。
そこまで集中して高めた聴き分け耳だから、今週もつい音に集中してしまった。。

「Audirvana Plus」の設定で音が軽く躍動的だと感じていたのは、
「SysOptimizer」にチェックを入れて「Standard」を選択した状態だった。
より優先度を高める「Very High」や「Extrem」だと高音も低音も出っ張って聞き苦しい。
もう一つ緻密で立体的な音色で聴けた方は、「SysOptimizer」自体にチェック入れない状態。
専用MacなのでOSの機能を制限してオーディオ優先を実行する「SysOptimizer」は、
文法的に考えると使用した方が音は良いと思いたくなる。
またその度合いを選べるならば、優先度は低いより高い方が良いと思うのが人情。

でも実際に聴こえる音の印象はそれと関係なくて上記の結果となった。
最終的に選び、今も聴いてるのは「SysOptimizer」OFFの音。
自分の耳のレベルがばれそうで人には言えないが(書いてるが)、
何度聴いてもこの設定が自分のシステムではベストに感じた。

テストで聴いていたのはこの5曲
1. Eliane「Dreamer」の "Baubles, Bangles and Beads"
2. Mark Johnson「Shades of Jade」の Ton Sur Ton
3. Mark Johnson / Eliane「Swept Away」の B is for Butterfly
4. Mette Juul「Coming in from Dark」の The Way You Close the Door
5. Mette Juul「Moon on My Shoulder」の Moon on My Shoulder

1.はリズムの弾み方、ストリングスの広がりと歌声の透明感。
2. は各プレーヤーの演奏の生々しさと立体感。
3. はイリアーヌの煌めくピアノとマーク・ジョンソンのベース。
 曲の後半に入るソロのフレーズが本当に格好いい。
4.と5.は澄み渡る空気感と演奏の立体感。音数は少ないけど四方に響く
 各楽器の透明な音色と生々しい歌声に惚れ惚れ。
 特に5.は手持ちのCDの中で一番良い音質なんじゃないかと思える一枚。

音楽でなく音だけを聞くってのは、実際のところは不可能だと思う。
音楽は音で鳴るから、曲を聴けばどうしたって音は耳に入る。というか同一の存在。
魅力的な歌ってのは、小さなラジオで聴いても心に残るのというのは分かるが、
それで聴きたいかどうかは別の問題。
素晴らしい曲だからこそ、自分はなるべく良い音で聴きたい。

そう思って会社のスタッフに今度好きな曲をうちのセットで聴いてみてとたずねたが、
「別にいいです、、そこまでいい音で聴きたいとは思わないから。。」と言われた。
うん、ごめん。全くもって人それぞれ。それも当たり前だった。
自分もゴルフや釣りに誘われてもまるで興味ないから同じ。

オーディオには夢中だから、最新の静音エアコンが欲しいけどね。


by higemegaongaku | 2014-01-30 00:24 | オーディオ全般

CDプレーヤー

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中学に入った1980年(確か)、時はYMOと高級ラジカセブーム。
自分も最初の入門ラジカセからステップアップを狙っていたが、
父親の仕事の関係で、高額な家電を買うなら三菱かシャープと決まっていた。
本当はその2社以外のメーカーのが欲しかったが、やむなくシャープの最高機種に決定。

自分で持っているのはそのラジカセだけなので、音源はFMラジオでかかる曲を録音するか、
LP及びレコードブレーヤーを持っている友人に頼み込んでテープに録音してもらっていた。
そのうち貸しレコード屋がオープンし始め、高額なLPを買わずとも気軽に
カセットテープに録音できる時代が始まる。

そうなると何としても自分だけのレコードプレーヤーが欲しくなる。
いちいち友人に録音を頼むことに気が引けたのはもちろんだが、
何より嫌なのは、友人が先に撮ったテープのダビングで済まされることだった。
ラジカセに付いたレベルメーターを見ながら、とにかく好きなときに好きなように録音したかった。

自分は大阪でも辺境の地に居たので、オーディオショップなどはまず見当たらない。
国道沿いに一軒だけある量販店のオーディオコーナーに貼り付きながら、
買えないレコードプレーヤーを食い入るように眺める毎日(本当に毎日行っていた)。
あまりに我慢ができないので、中学3年で初のアルバイトを決行した。

狙ってなかったが、バイト先は小さなオーディオパーツの工場。
よく分からない基盤にちっこいパーツを延々取り付けたり、ハンダ付けするのが自分の日課。
見た目は眼鏡をかけた真面目君なので、変に作業品質を期待されたが、
持ち前の不器用さを遺憾なく発揮し、サツマイモのようなハンダを大量に生んでしまった。

実力に対する正当な評価か、中学生だからか知る由もなかったが、もらえる時給はわずかに400円。
ひと冬みっちり働いたバイト代に貯金を合わせ、なんとか手にしたのは、
ラジカセには不釣り合いなほど立派な、木製キャビネットも美しいDENON製プレーヤー。
たしか7万ぐらいしたので、支払うときにもの凄く緊張した。

コンパクトディスクはこの時期に発売されたと記憶している。
発売されたばかりの頃、友達を誘って大阪の秋葉原である日本橋(にっぽんばし)に向かい、
オーディオショップでジャーニーのCDを聴かせてもらった。
透明なアクリルの中で虹色に光るCDは、真っ黒なLPに比べるといかにも美しく感じた。
なにせ、何度かけてもレコードのようにすり減らないし、カセットテープみたいに音も劣化しない。
中坊にとっては人類の英知が生んだ「未来」を感じる憧れの存在だった。

同時に発売されたばかりのCDプレーヤーをバイト先の社長が持っていると教えられ、
仰天しながら何としても聴かせてくれと頼み込んだ。
中学生からすると天文学的な金額だったので、個人で所有すること自体信じられなかった。
食事もご馳走してくれるというので、喜び勇んで出かけたバイトの最終日。
社長はクラシックオンリーだったので、残念なことに音の良い悪いは分からなかった。。
「うちの娘(小6)のこと、どう思ってるんや?」と聞かれて困った記憶も蘇る。

結局レコードプレーヤーは社会人になるまで持っていたが、
CDラジカセ(またシャープ)に買い替えたので、殆ど使わず友人にあげてしまった。
そんな自分は、今アナログブームと言われても全くピンとこない。
免許をとってからは、
1.車
2.カメラ
3.ロードバイク
ときて今やっとオーディオに戻って(?)きて4年目。

自分にとっては手持ちの「TEAC PD-H600」や「SOULNOTE sc1.0」の方が、
やっと手にした真っ当で大切なプレーヤーだ。
そう思いながら、この間いったん「sd2.0」のバランスケーブルを引き抜いて「sc1.0」に差し、
トランスポートでなく、CDプレーヤーとしての「sc1.0」の音を聴いてみた。

「sd2.0」を入れる前に十分気に入っていた「良い音」を期待したが、
ダイアナ・クラールを一曲聴いてすぐ元に戻した。
やっぱ「sd2.0」凄いわ、、全く太刀打ちできなかった。。



by higemegaongaku | 2014-01-12 01:09 | CDプレーヤー