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SOULNOTE sa1.0 の4

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「SOULNOTE sa1.0」をネットオークションで良く見かける。
自分の大切にしている機器を手放す人がいるのはちょっと寂しい。
実際、このアンプの魅力って何だろう。

同ブランド製品の中で最も安い機器であり、コンパクトなプリメインアンプ。
これは自分のように初心者には入りやすい部分だ。

ヘッドフォンアンプとしても使えるばかりか、2系統のプリ出力を備えたプリアンプとしても使える。
自分はヘッドフォンで聴かないけど、いつか使えると思うとそれはそれで嬉しい。
また、実際にパワーアンプ「sa4.0」と組み合わせることでプリとして活躍させている。
単体とコンビのそれでは全く違う次元の力感を備えて実に頼もしい。

じゃ難しい点は?
やはり8Ωで能率の高いスピーカーが守備範囲であることなのかな。
しかも、上の数字をクリアすれば単純にOKという訳ではないらしい。
自分も8Ω 89dBの「iQ30」を繋いだけど「ss1.0」と合わせた時の片鱗さえ見せてくれなかった。
でも自分にとってこのことは、マイナスばかりではなかったと考える。
普通のプリメインアンプを買ってたら、疑問も苦労もなく普通のスピーカーを鳴らしていたかもしれない。
でもあの苦労がなかったらΩも能率も最大出力も気にしなかったし
ここまでオーディオに興味を持たなかったかもしれない。
小気味のいいスピード感や、キリっとした高音にも出会えなかったし
比較的低価格でセパレートアンプを使う喜びも味わえなかったかもしれない。

逆に言うとビギナーには、甘い顔を見せない優秀な教師だし、
オーディオのベテランなら、使いこなしがいのあるこしゃくな奴なのかもしれない。

「sa1.0」は今もSOULNOTEブランドでは唯一のプリアンプ役を兼任している。
「Fundamental LA10」は、性能も値段も弩級みたいだから全くバッティングしていない。
個人的には、スピーカーとの相性で悩んでいる人こそ、手放す前にぜひ「sa4.0」と組み合わせて欲しい。
そして、その良さをバーで語り合いたい!
現行機種で唯一のプリとパワーと考えると、どう考えても組み合わせざるを得ないはず。
メーカー自体、この組み合わせをどう思っているのかマジではっきり言って欲しい!

自分はかなり長い当面、このセットを大切にしながら聴き続けるつもり。
以下にリクエストするようなアンプが出ない限りは、

■SOULNOTEブランド初の純プリアンプ
■LA10のスピリット注入
 「電圧ゲイン0dB」のプリを使ってみたい。今だと10時でかなりの爆音だし
 「sa4.0」はもっと気持ちよく鳴る気がしてならない。
■Fundamentalのエッセンスを取り入れたボディ
 最新トランスポートの「ct1.0」が羨ましい! スマートシリーズであれだけやけに質感が高い。
■バランス入力 × 2系統以上
 バランス入力が複数あれば、自分みたいにsc1.0のアナログパランス出力と
 バランス出力を備えたDACを別々につなげて楽しめる。
 「cd1.0」や「dc1.0」を使って来た人たちも、最新の「sd2.0」と併用ができる。
■プリ出力もバランス系統を追加
 プリまでバランスで来てるのに、ブランド唯一のパワーとアンバランスで繋ぐのがやはり寂しい。
 大体BTL接続というのも今のままだとできない。(自分はしなくてもいいけど)
■価格は30万ぐらいだとありがたい。

好き勝手書いたけど、こんな都合良くは出ないだろうな。。
でも仮に出たとして、プリの役目を果たした自分の「sa1.0」はどうなるのか?
その時こそ、個性的なプリメインとして相性ばっちりのスピーカーを伴侶に
小音量から実用音量の高音質をあらためて楽しんでみたい。


by higemegaongaku | 2013-11-13 01:31 | アンプ

SOULNOTE sa1.0 の2

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前回の続きの細かい部分を思い出したけど、
確か店員さんにマイケル・ジャクソンと言われて「エッ」と思いながら、
「Off the wallとかいいですよね…」と返したら怪訝な顔をされてさらに焦った。
彼の流派は「Thriller」「BAD」「Jacson5」??

そんな話はいいとして
初のSOULNOTEフルラインナップは、
CDプレーヤーが「sc1.0」、アンプはこちらの指定で「sa1.0」、
スピーカーが「ss1.0」と「sm10」の二つ。
ビル・エバンスの「Waltz for Dabby」をまずはss1.0にて試聴。

1曲目「My Foolish Heart」は特に意識することなく終了。

2曲目「Waltz for Debby」でベースとドラムが入った後から異変に気づく
あれ、これ、、ドラムの「ポール・モチアン」本人ここに来ちゃってる!!!!
このアルバムのドラムとベースは左チャンネルのみなので、
左スピーカーからドラムの音が聴こえるのは当たり前だけど、
「聴こえる」のではなく、本人が目の前のすぐ左で「叩いている」のがありありと分かる。
右に意識をやるとビル・エバンス本人の背中や指の運びも凄い実在感を放ってる。。

3曲目「Detour Ahead」で驚きはピークに。
「試聴室が店内になっちゃってるー!!!!!!!」
この曲はこのライブアルバムの中でもとくに会場の空気が伝わるナンバーだけど、
今まで理解していたのは、客のざわめきや皿の擦れ合う音という一般的に有名な部分。
しかし、この時室内にはテーブル毎の客の人数や表情、皿を持ってテーブル間を行き来する
ウェイターの移動する気配までも含む本物の空気が理解を超えるほど濃密に流れてる。。
(試聴室のドアが開いたかと思って後ろを実際に振り返ったぐらい)
その後、スピーカーをsm10に変えてもらいましたが、先のショックが大きすぎて記憶喪失状態。
訳が分からなくなってこの日は手ぶらで帰宅した。

以来数日の間は
「あのアンプは凄い力持ってんだ」
「あのアンプは凄い力持ってんだ」
「あのアンプは凄い力持ってんだ」
とそのことばかり。
大体とっくに故人であるエバンス呼べるんだった存命のミュージャンも呼べるなっ。
ノラ・ジョーンズやジョン・レジェンドも家に来ちゃうかも!?と
40半ばとは思えないほど無邪気な自分がそこに居た。
今ならシステムの全てが同ブランドだったゆえなせる技だったと理解できるが、
当時はアンプを買うことしか頭に無かったので盲目状態。
(これがその後の迷い路につながってしまうことも知らず)

次の週末には現金持って店に直行、マイケルな彼が居なかったので
別の店員さんにsa1.0を指差しながら「このアンプ買って持って帰ります!」と伝えると、
「あ、今在庫無いのでメーカー取り寄せになります」と非情な一言。
え〜今日持って帰れれば日曜にゆっくり聴けるのにという不満顔を見て、
「ともかく在庫があるか鈴木さんに聞いてみますね」と、おじゃま犬にちょっと似た店員さん。
えっ、この人「鈴木さん」知ってんの?
オーディオショップのスタッフだから、そうなのか?
「つながらなかったです、忙しい方なので。」
えっ、その口ぶりもしやユー仲良しなの!? と訳の分からない興奮は顔に出さずに
「じゃあ取り寄せしてください」と冷静にオーダー。
明日着だったらアマゾンで買おうかと一瞬思いましたが、
あんなに親切に試聴させてくれたお店に失礼と思いすぐに支払いを済ませた。
(その割に純正のスパイク受けをねだってみたのでちょっと失礼だった)

ともかくあれほどの音は無理だとしても、片鱗は感じられるはず。
ア〜早く届かないかなとワクワクしていた気持ちが本当に懐かしい。。

その3に続きます。


by higemegaongaku | 2013-11-11 00:55 | アンプ

SOULNOTE sa1.0 の1

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自分が初めて手にしたSOULNOTE製品はこの「sa1.0」。
ホームシアターを入れ替えた後、寝室ではちゃんとしたステレオで聴きたいなと思ったのが始まり。
それまでは、事務所で使っていたBOSEのコンポにセットされていたスピーカー「AM-5 II」を
小さな1705IIにつなぎ、ソースはAirMacから安いポータブルDACに繋いで流していた。
比較する対象もなく、よくは分からなかったけど、こんなんじゃ駄目だよなという気持ちとともに。

素人なので元々何も知らないけど、ネットで少し下調べしていると
しょっちゅう検索に引っかかってくるのがSOULNOTEの話題。
読めばファンとアンチの論争の活発なこと活発なこと。
また代表者である「鈴木さん」の固有名詞がこれだけ出てくるのも珍しく感じたので、
実際に聴いてみたくなり最寄りのオーディオショップを訪れた。
最初に買おうと思ったのはアンプ。
今考えるとずいぶん恥ずかしいが、CD的なものが入る機器はブルーレイプレーヤーやPCなど
今までも身近にあったし、スピーカーという物もいくつかは所有していたこと(全てBOSEだが)。
本格的にオーディオやるには、絶対ちゃんとしたアンプを買わなければという妙な思い込みがあった。

アンプを試聴したいことを店員さんに告げてすぐ聞かれたのが
「スピーカーは今何使っているんですか?」の一言。
えっ、そんなこと申告しないと駄目なの? と思いつつ「BOSEのこれこれです」と告げると、
彼に浮かぶ「あ〜そんなんかぁ」的な表情(今考えると無理無いか)。
さらに恐る恐る「今日必ず買うことになるかは分からないのですがいいですか?」と聞くと
「それは当たり前ですよ、安くないものですからしっかり聞いて決めてくださいね」の一言。
なんてナイスガイなんだ! と気分も良くなり、絶対今日この店で買うと心に決めた。

ラックに並ぶ多くのアンプの中から試聴をお願いしたのは、ある程度目安を付けておいた
「LUXMAN 505ux」「ATOLL IN100SE」「SOULNOTE sa3.0」「SOULNOTE sa1.0」の4台。
CDプレーヤーはCECの何かで、スピーカーはB&WのPM1。
このときPM1に対しては個性的な形や質感の高さもあり、こんなのいいなぁと単に憧れていた。
試聴ディスクは自分で持ち込んたビル・エバンスの「INTERPLAY」。
もの凄く気に入っている表題曲の「INTERPLAY」のみに絞って試聴開始!
■LUXMAN 505ux → どこをとっても惚れ惚れするような良い音。PM1とこれで聞けたら何も言うことなし!
■ATOLL IN100SE → ラックスマンから高音を抑えて、低音の躍動感を強調した元気な感じ。
■SOULNOTE sa3.0 → 上の2機種に比べるとなんか固くて冷たい感じ??
■SOULNOTE sa1.0 → 非常に痩せた音で聞きづらい感じかな。。
今考えると低能率のPM1にsa1.0はミスマッチだったと分かるが、
この時点ではSOULNOTEのアンプでなくて、他のにした方がいいのかと心が揺らぎ始める。

あんなに多くの人が議論するブランドの音がこんな感じ?
再度、スタッフの方に「今度はプレーヤーからスピーカーまで全部SOULNOTEで聞けますか?」と聞くと、
あそこの試聴室にセットしてますよ、良かったらお一人でどうですか?」と実にありがたいお言葉。
この試聴で話は一気逆転するが、長くなったので続きは「その2」で書くことにする。

ちなみにずっと付き合ってくれているスタッフのお兄さんに
「普段はどんなの聴かれてるんですか?」と聞くと「マイケルジャクソンですね」と即答。
オーディオショップのスタッフにしては予想外の答えに「そなんですね…」と話は続かなかった。
(嫌いじゃないが)



by higemegaongaku | 2013-11-11 00:03 | アンプ