ケーブルの苦悩

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HEGELのDAC「HD11」と「MacBook Pro」を繋ぐための「FURUTECH GT2Pro」。
おそらく良いUSBケーブルだと思うが、今現在モーツァルトセットには殆ど繋いでいない。
主に休日に聴くこっちのセットでは、TEAC「PD-H600」でかけるCDが主なソース。
時間がある日は、一枚一枚CDを選びながらトレーにのせる方が楽しい。
雑誌を読みながらBGMとして聞くときは、「AirMac Express」からの光ケーブルで、
iPhoneに入れてあるデータをAirPlayで流す。

しばらくブログを更新してなかったが、スピーカーケーブルで悩み続けて書く気になれなかった。
最初に使っていたのはBelden「Studio 718EX」。
シャラシャラとした高音が奇麗だが、低音が霧散してよく聴こえなかった。

モーツァルトの特性なのか、ケーブルの特性なのか分からなかったので、
Van Den Hul「VDH-T7」に変えるが、音がバラバラで全く合わず。

Fundamental「SPC150」を試して、うまくまとまったけど、
SOULNOTEセットでずっと使ってきたので、モーツァルトには違うものを繋いでみたい。

イメージも良さげで何となく合いそうだと思ったRea lCable「TDC 300」。
見た目も最高に好みだけど、なんか歪みというか膜を張ったように聴こえる。
新しく買ったケーブルの中で一番高かったのに、一番安手の音が出てくる。。

次は初めて購入した国産ケーブルのMOGAMI「2972」。けっこう太い。
音数が多く澄んだ音色だけど、長く聴いていると耳が疲れてくる。

TEAC「AG-H600」と実力的に大差がつくのが分かっていたので避けていたが、
意を決してSOULNOTEセットから、プリ役の「sa1.0」とパワーアンプ「sa4.0」を外し、
DACとモーツァルトの間に繋いでみる。
想定を遥かに越えたラインで、圧倒的な生々しさでモーツァルトが鳴りまくる。

きちんとしたアンプを決めるまでの繋ぎ役とはいえ、ここまで違うかと落胆。。
しかし、しばらくは大物機器は買わないので速やかに元のポジションに互いを戻す。
半ばやけくそ気味にDACにもプリメインと同じ電源ケーブル
Zonotone「6N2P-3.0Meister」を入れてみたら薄かった低域に
とりあえずまとまった厚みが出てきた。

できることは何でもやろうと、DACとアンプの入力端子に安いショートピンを差し込み、
出力端子にはオヤイデのRCA用端子キャップ「MWA-RC」をかぶせる。
音全体のにじみがなくなった気がして、さらに高いラックスマンのショートピンに変更。
もはや、この段階はプラシーボでもいいから良い音で鳴って!! と神頼み状態。
※だが、実際に小さくない効果を感じる。

最後に初心に戻って、スピーカーの位置を改めて入念に調整。
やはり大きく高域〜低域までのバランスが整い、広がりも立体感も向上した。
でも、、気に入らない。。
モーツァルトで聴きたいのは、優しくて潤いがあって聴き疲れしない音。
目の前でなってるのは、輪郭ばかりクッキリした高域と引っ込み気味の中域。
そして、モガミで芯も量も出たけど、ドォーンとだらしない低音。

デジタルアンプだから出力がある程度あるといってもこれじゃなぁと、
安いアンプはやはりそれなりかと「AG-H600」をうつろな目で見つめる。
思いきってA級アンプに変えたら一発解決だろうか、、sa3.0でもいいよな。
そんな思いも頭をよぎりはじめる。

ダメもと、最後のあがき、断末魔の叫び、、
最後に繋いでみたのは同じ国産CANAREの「4S12F」。
到着を待つ間も、本当はもっと細い方がいいんじゃ、、
アクセサリーばっか変えても意味が無いんじゃ、、
モガミとそんなに変わらないんじゃと悶々。

届いたケーブルは思った通りの太さ、地味すぎるグレーの皮膜。
「あれ、え?」
モーツァルトから出てきた音が予想を裏切る。

潤いはないけど乾いてもいない。音数はあるけどごちゃごちゃしてない。
中域がしっかり存在して最初にヴォーカルが耳に入る。
前後左右の広がりがきちんと出てるし、楽器の位置も分かる。
何より音より「曲」が耳に入ってくる。
ブラインドで聴いたら、「これが一番高いケーブル、立体感が違う!」と答えてしまいそう。
今まで交換した中で一番マシなんじゃなくて、カナレだけが音楽を気持ちよく聴ける。

全て脳内妄想だが、とりたてて音色の特性を感じないDACを挟む
明瞭だが痩せぎすでクッキリシャープなCDプレーヤーとプリメインアンプ。
恐らく低音の量は多く、高音は控えめなスピーカーケーブル。
そんな、たまたまの組み合わせが実にうまくいった感じ。
こうなると「AG-H600」もそこまで悪くないかと思えてくる。

真打ちのアンプが決まるまでは、この組み合わせのまま行くことにする。

# by higemegaongaku | 2014-09-25 22:50 | アクセサリー

模様替え

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六畳間に作ったオーディオ専用ルームの居心地があまりに快適なので、断捨離がてら他の部屋も家具の変更や配置の見直しを行った。
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まず、リビングダイニング。部屋に対して大きすぎたソファとオットマンを廃棄してコンパクトなソファとラグのみに変えた。何回も調整して来たADAPTIQ(BOSE独自のDSP)の設定や、スモールスピーカーの首振り角度もさらに吟味して完璧な状態に追い込んだ。結果、映画のサラウンド効果は過去最高の立体感に。
YAMAHA「CDN-500」とBOSE「T20」の組み合わせで鳴らす音楽も楽しく、部屋全体が音に包まれて聴く場所を問わない。ピュアオーディオでは無いけど、2chステレオでは絶対に無理な音の広がり。ミシェル・ンデゲオチェロの「Cookie: The Anthropological Mixtape 」なんか最高にはまって聴こえる。映画を観る以外にも食事をしたり、文書を書いたり、以外に長く過ごすリビングの音響はけっこう大切だ。
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寝室のSOULNOTEセット+CM5も大変更。パワーアンプ「sa4.0」以外の機器機を全て左に移動し、スピーカー間の障害物を限りなく排除した。ステレオ再生ならではの立体音像に期待したが、以外にも激変とはいかなかった。スピーカー間の距離を広く取れないことと、スピーカーまでの視聴距離が少し遠いのが原因か。。
そのかわりDACの「sd2.0」に投入した新型電源ケーブル「ACC180」と、DDCを外して「Mac mini」をUSB入力に直結した効果か、演奏の実存感は大幅にアップした。今までDDCはMacとオーディオ機器が離れていたのでDDCが必要だったが、コンセント位置をオーディオシステムと分ければ、鮮度感の向上などMacとDACの直結は悪くないことが分かった。音の躍動感がそがれていると感じて、DDC経由のときはOFFにしてきた「Audirvana Plus Priority」を「Extream」に設定すると、驚愕するほどリアル感も増した。いずれにせよ、ずっと時間をかけて調整してきただけに、ここで聴く音楽が一番素晴らしい音で鳴っている。
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最後に、新しいオーディオルームのモーツァルト。最初から奇麗というか、エージングによる音の変化をあまり感じない。それより機器やケーブルの違いを明確に鳴らし分けるので、色々楽しく悩んでいる。CDプレーヤー、DAC、プリメインアンプの電源ケーブルは、当初は全てゾノトーンの「6N2P-3.0Meister」で統一。シャラシャラと柔らかい音に満足していたが、サブウーファーを与えている「CM5」の深々とした最低域に比べると、フワフワ気味の低音が気になってきて、数日前にアンプだけケーブル交換。3.5スケアの「6N2P-3.5Blue Power」により低音に芯が入った。ただ、同じブランドのものでも太さによる力感以上に音色自体の変化がある。変えてすぐはすぐに元に戻そうかと思ったぐらい。TEACのCDプレーヤーとアンプが寒色系で無味無臭、HEGELのDACが暖色系な傾向なので、電源ケーブルやスピーカーケーブルは、明快な個性があるものの方がほどよく中和する感じ。このセットは、まだまだ楽しめる余地がいっぱいだ。



# by higemegaongaku | 2014-08-16 11:52 | オーディオ全般

スピーカーケーブル

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ウィーンアコースティック「Mozart Grand Symphony Edition」用に
最初に用意したスピーカーケーブルは、Beldenの定番ケーブル「STUDIO 718EX」。
定番といっても使うのは初めてで、渋谷のビックカメラに置いてある中から選んだだけ。
シリーズで一番太いタイプだけど特に意図があるわけでなく、その太さしか置いてなかっただけ。

一聴してその音が気に入ったが、それはあくまで「Mozart 」の力と思い込む。
しばらくエージングするにしても、もう少し高級な物でと次に選んだのが、Van Den Hul「VDH-T7」。
いそいそとベルデンから繫ぎ変え、しばらく聴いてみて愕然。
「全然良くない。。」リアル的な音ではあるが自然な写真でなく、どこか嘘くさい細密画の様子。。
主役となるべき歌声や演奏のフレーズよりも、弦が擦れる音や余韻などの脇役の方が耳につく感じ。
あれぇと思いベルデンに戻すと、澄んだ高音に太くまろやかな低音、何よりボーカルがが際立ち、
いつまでも聴いてられるような耳に優しい音が鳴りはじめる。

「せっかく買ったのになぁ」とため息つきながら、バン・デン・ハルを寝室の「CM5」につないでみる。
「あれ?あれ?」モーツァルトだと苦々しく感じた細密画がリアルな空気に転化して聴こえる。
SOULNOTEで鳴らすのだから、こっちのセットはFundamental「SPC150」で固定かと思っていたけど、
何となくもっさり気味な「CM5」は、ちょっと強めに押し出すこのケーブルと相性がいいのかもしれない。

「じゃあ」と思って、今度は外した「SPC150」を試しにモーツァルトにつなぐと
これがまたベルデンと違った意味で大アリな鳴りっぷり。
ちょっとファンタジーな感じで部屋いっぱいに広がっていた音が、左右のスピーカー間にまとまり
ほどよく引き締まった低音と、歌心にあふれる高・中音が曲に没頭させてくれる。

スピーカーにアンプ、それらをつなぐケーブルたち。それぞれ単独では音がでない訳だから、
大切なのは組み合わせだよなぁといたく実感。
スピーカーのエージングが進めば、この組み合わせもまた色々変わってくると思いつつ、
モーツァルトの方は、しばらくは自分にとって新鮮なベルデンで聴き込込んでみることにした。
このケーブルだと「CM5」では聴きづらかった、オールドジャズが雰囲気よく鳴っている。


# by higemegaongaku | 2014-07-31 23:19 | アクセサリー

Vienna Acoustics Mozart Grand Symphony Edition の1

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頭の中をいくつかの機種がめぐりながら、つよい衝動とともに手に入れてしまった
自分にとって「かなり高級」なオーストリアのスピーカー

聞き始めたばかりのクラシックにウエイトを置きつつ、大好きなジャズヴォーカルを聴くために。
お気に入りだけど硬質な印象のブックシェルフ「B&W CM5」とはまた違う、
「柔らかで」「澄みきっていて」「温か」な音質を求めて。

メインシステムの「SOULNOTEセット」より大幅に劣るであろう「TEAC+HEGEL」チームの
ウィークポイントを十分に補いつつ、新しい体験をさせてくれるようなトールボーイタイプで、
出張の長時間運転で疲労した心と体をアコースティックに癒してくれるようなスピーカー。

そんなイメージを思い浮かべながら決定したのがこれ。
ブランドネームに「Acoustics」と入っているし、まさかに刺激的な音は出ないだろうと視聴にGO。
プレーヤーやアンプは聞き慣れたSOULNOTEで行いたかったが、
今は無いということなのでラックスマンの上位機種プリメインの組み合わせ。
SOULNOTEと大分違う方向のメーカーではあったけど、値段も立派なら音もたしかに立派。
持っていたスールヴァイグ・シュレッタイエルのCD「DOMESTIC SONGS」が、
とてつもなく素晴らしい美音で視聴室に鳴り響く。

ラックスマンの影響大きいよな。。と思いつつアンプのみ方向性が異なるプライマーに変えてもらう。
「これ同じスピーカーか!?」と驚くほどの音の変化に戸惑いながら、
スピーカー独自の音の色づけでなく、上流の変化を意外なほど反映してくれることにいたく感心。
事実、CDプレーヤーとアンプ間のRCAケーブルの変更でも相当に音の変化が認められた。

せっかく思い切った買物をするのだからと、他にもより高額なディナウディオ「FOCUS 380」を
アトールのCDプレーヤーとプリメインアンプの組み合わせで聴かせてもらう。
音の印象は「実にまっとう、実にダイナミック」、でも今回はそんなストイックさは必要ない。
次に豪華なエンクロージャーを纏ったB&W「805 Maserati Edition」をクラッセとの組み合わせで聴く。
アンプが温まってないと聴かされてはいたものの、期待した印象より遥かに音が硬い。

どちらにせよ、店に入る前から心は決まっていた。どうしようもないぐらい期待と異ならなければ、
古くも新しくもない佇まいと質感、六畳間でギリギリサイズのトールボーイ「Mozart」で行こうと。
鳴らしはじめてまだ十何時間ぐらいだろうか。部屋の調音はまだこれからだけど、
何回か試して決めた設置位置は、後壁との距離約30cm、左右壁との距離はカーテンのある右が77cmで、
壁が一部へこんだ左が130cm。スピーカー間の距離が175cmで、視聴位置との距離は175cm。
スピーカーの存在感がかなりあるが、ずっとやってみたかった正三角形のポジション。
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「Mozart」が来る前に、B&W「CM5」とTEAC「AG-H600」をつないでみたが、
「やせて、乾いて、詰まった」その音に一気に不安が訪れていた。
しかし、「Mozart」が来てみると、それは杞憂にすぎなかったことにすぐ気づく。
「オーディオの要は音の出口となるスピーカー説」を実感できる広い音場と、澄んだ高音に厚い中低域。
おかげで我が家のメインであった寝室セットが、王者の座からずり落ちてしまった。
スピーカーの性能もそうだろうが、オーディオに特化した部屋のレイアウトも大きい。
こっちは、こっちで家具やスピーカーの設置を見直してしっかり返り咲かないと。。



# by higemegaongaku | 2014-07-24 00:36 | スピーカー

オーディオ専用ルーム

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せっかちぶりを発揮して、物置(ゴミの山的な)の状態から空っぽにするまで実に一週間。
仕事がおわった深夜も片付けまくってどうにか格好がついた。
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リビングからトレード、専用オーディオルームで、レギュラーに昇格した
CDプレーヤーTEAC「PD-H600」とDACのHEGEl「HD11」。
新しく加わったプリメインアンプTEAC「AG-H600」を加えたトリオ。
ボードはいつもの通販カットの無垢材を自分で着色したウォールナット。
当然サイズもぴったりで実に気持ちいい。
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六畳と狭く、物も全然ないので響きがあり過ぎて聞きづらいが、
待望のオーディオ専用ルームがついに誕生。
1年の1/3以上を出張に費やす自分にとって我が家こそオアシス。
こんどこそゆっくりルームアコースティックにいそしむつもり。


# by higemegaongaku | 2014-07-22 00:02 | オーディオ全般