カテゴリ:DAC( 5 )

SOULNOTE sd2.0 の5

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今夜はCDプレーヤーで聴いている。
「Audirvana」の設定に疲れたのもあるが、「sc1.0」をトランスポートとして
「sd2.0」につないだ音で設定の違いを判断する耳を取り戻したいから。

実際、この組み合わせで聴くとなんとも言えないバランスがあって、
音の印象は鮮烈なのに、聴いてて自然に感じるのがとても不思議だ。
ぼうっと聞き流すこともできるし、個々の演奏をじっくり聴き込むこともできる。
何より高・中・低音のどこが出っ張るとか引っ込むとかを意識しないで済む。

この音のままCDを入れ替えせずに聴けたら言うことがないのだが、
Macをトランスポートにしても、そうは簡単に鳴ってくれない。
昨日も「もしかして超えた?」と思って聴き比べると大差で負けていた。
ぱっと聴きの解像度や量感では勝っても、全体のまとまりが全然違う。

「SOULNOTE sd2.0」のせいで、あらゆる設定による音の差が克明に出過ぎている気がする。


by higemegaongaku | 2014-01-28 00:14 | DAC

SOULNOTE sd2.0 の4

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昨晩ベッドに入りながら、久しぶりにGerry Mulliganの「Night Lights 」をかけた。
一時期、寝際の音楽として欠かさず聴いていた名アルバムだ。
静謐なピアノの一曲目が終わり、お気に入りの「Morning Of The Carnival」で異変に気づく。
「カッツ、カッツ、カッツ」と始まるドラムの音が「カットゥ、カットゥ、カットゥ」、
「フファーフファファ〜」と始まるサックスの音が「フォフェ〜フホフォーウ」。
…今まで聞き慣れたはずの曲調と全然違う。。
ハッと思って、すかさずChet Baker「Chet」の三曲目「It Never Entered My Mind」、
やっぱり「ファーファー」が「フゥワァ〜ア〜、フゥワァ〜ア〜」。。
Julie Londonの「Cry Me A River」は、「ナァーウ」の歌い出しが「ヌァ〜アアウ」だ、、

訳の分からない擬音ばかりで申し訳ないが、
今まで好きで聴き込んだつもりの曲のニュアンスがすべからく違う。
もちろん今の方が正しい音なのだが、今聴いている音の良さよりも今までの音に対する失望感が重い。
sd2.0では自分にとって比較的最近のフェイバリットばかり聴いていたが、
もともと聴き込みまくっていた音源の方が、その決定的な差を感じてしまう。

なんか悶々としてして昨晩はあまり寝付けなくなってしまった。
今日もまっすぐ帰って音楽を聴く気にならず、久しぶりにバーに寄り道してしまった。
ホロ酔いで改めてGerry Mulliganを聴いてみたが、昨晩どおりの音だ。
Julie Londonは、ストリングスの奥行きも深く、ギターの鮮やかさや、沈みこむベースがやけに格好良い。
「ポロンポロン」のピアノは「プァロォン、プォロン」何より声が今までと比較にならないぐらい生々しい。

機器を入れ替えて、音が良くなる度合いはどのぐらいなら素直に喜べるだろうか。
本来ならsd2.0万歳!!のはずだが、こうも違うとなんか釈然としない、、
素直に誉め称えたいが、これじゃ前任のHEGELがあまりにも可哀想だ。。


by higemegaongaku | 2013-12-16 21:52 | DAC

SOULNOTE sd2.0 の3

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「SOULNOTE sd2.0」エージング約2週間後の途中経過。
経過なので結論はまだ先だが、正直、ちょっと困惑が続いている。
新しいDACを入れて「わぁ、音が良くなった!」と簡単に終わる話じゃなそうなので困っている。
一言で言うと「上流・中流の情報がありすぎる」、言い換えると「下流」が付いていけてない感じ。
どうも有り余る程の情報量、正しくは本来の情報量をラック・スピーカー、
もしくは部屋自体?が持て余してる気がしてる。
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例えば、ダイニングの簡単システム。
HEGELのDAC「HD11」をホームシアターの方に移したので、これ以上無いほどシンプルになった。
AirMac自体をDACとしてBOSE1705へベルデンのアナログケーブルで出力し、
スピーカーケーブルを銀メッキのベルデンから銅線のJBLへ変更。
低音の不足と強めの高音を抑えるため、制振ゴムのインシュレーターを挟んだ。
気軽なシステムだからこそ、ゆるめのセッティングで十分に心地よい音が出ている。
多分チープゆえのバランスがうまく行っているような気がする。
ダイニングテーブルという劣悪な土台に乗っているが、ここでは音量もあげないし
スピーカーサイズからすると、前後左右に広大なスペースがあるので音の広がりが気持ちいい。

これに比べるとメインシステムの方は、高・中・低とまんべんなく溢れ出る音がフローしているようだ。
現時点での各入力経路の感想は

1. sc1.0をトランスポートとして同軸デジタルで入力
 全入力で高・中・低音のバランスが最もフラットで、音の印象は極めて鮮烈。
 ソースとDACをつなぐ要素もFunadamentalの同軸ケーブルだけなのでメーカーの目指す音に最も近い。
 あまりに鮮烈すぎる音のつぶてに耳が付いていかないぐらい。癒しではなく真剣な音。
 ダブルベースのフレーズ毎の繊細さがかなりリアルで、寝転んで聴くのに唯一失礼さを感じる音。

2. 44.1khz/16bit音源をMacからDDC経由で同軸デジタルで入力
 1.に比べて響きがのりつつ、少し抑えられた高音が聴きやすい。
 そのせいもあって低音は強め。音量を上げるとボンボンして聴きづらい。
 寝る間際の小音量リスニング時には、それが微妙なラウドネス効果を発揮している。
 Macの再生ソフトは「Audirvana」、DDCへのUSBケーブルや、DDCに追加した独立電源など
 sd2.0までの間に入る要素が最も多いので、鮮度や透明感では1.に劣る。

3. ハイレゾ音源をMacからDDC経由で同軸デジタルで入力
 今までのDACだと滑らかだが弱々しくなる印象で、音に芯を感じる44.1khz/16bitの方が好みだったが、
 sd2.0だと44.1khz/16bitと違う魅力がうまく再生できそうな印象。高・中・低音のバランスもフラット。
 1.の音が少しほどけて鮮烈感と滑らかさとのバランスの良さが多いに有りだと思える。

4. AirMac Expressから光デジタルで入力
 高・中・低音のバランスは1.と同じくフラットで、鮮烈感を抑えた印象。
 想像していたより悪くない、というかかなり良い。BGMとしての聴きやすさも一番。
 光デジタルケーブルは、現在のオーディクエスト「OptiLink Vodka」で打ち止めと決めていたが、
 こんなに良いならもっと上を目指したくなるぐらい。

5. MacからUSBケーブルで入力
 意外な伏兵といったら失礼だが良い。というか相当高いレベルで良く感じる。
 Macとの間がUSBケーブルだけなので鮮度は抜群、音の芯もかなり力強い。
 ゆえに手持ちの二つのUSBケーブルの違いがもろに音に現れる。
 ■SUPRA USB2.0
 全てのバランスが1.に近いが、音のニュアンスがちょっと無味無臭な感じ。
 ■ZONOTONE 6N・USB-Grandio 2.0
 味が濃い。高・中音は1.と全く違う解釈でシステム自体が変わったかと思うほど。
 低音もそうで、量も多いに増すが独自の解釈でうねっている。
 全体に独自のスモークがかった響きが乗って最先端JAZZも少し古い録音に聴こえる。

 ただ、SUPRAがよくてZONOTONEが悪いかというとそうでもなくて、
 ここまで音が変わるならカートリッジのような感覚で遊べるのかもしれない。
 USBケーブルも高い製品がたくさん出てるので、のめり込むと散財してしまうだろう。
 SOULNOTE製もしくは、メーカーお勧めのUSBケーブルなどあれば
 自分のような羊ユーザーは迷わずに済むのだが。 

いずれにせよ、購入直後と今でもsd2.0の出音はけっこう違って来ている。
今まで出過ぎる低音ではあまり悩まなかったが、入力経路の違いをsd2.0が明確に描き分けるので
経路によってはCM5自体が低音を制動しきれてないような印象を持ち始めている。
今ひとつビシっと座っていないラックにも原因があるのかもしれない。
sd2.0については、年が明ければエージングも余裕で100時間を超えるので改めて書いてみたい。



by higemegaongaku | 2013-12-15 13:57 | DAC

SOULNOTE sd2.0 の2

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「SOULNOTE sd2.0」のエイジングが快調に進んでいる。
新品特有の音の固さやちょっと詰まった感じは、それがまだまだ途中であることを伝えてくるけど、
現時点でも聞き慣れたアルバムの定義が変化し続けている。

繋いだ2日後ぐらいに同じ曲を使って「sc1.0をトランスポートにした音」、
「AirMacから光で入力した音」、「DDC経由でMacBookから同軸で入力した音」、
「USBケーブルで直接MacBookから入力した音」をざざっと試した。
「それぞれに違うけど、優劣は無いな。」これが素直な第一印象。
というか、少し曲をかけて止めて切り替えて聴く手間と時間が、バカらしくなってすぐに止めてしまった。

sd2.0の導入を決意するまで、様々な記事や他のユーザーさんのブログを参考にさせてもらった。
自分も晴れてユーザーになったのだから、できれば人様の役に立つような感想を残したい。
ただ、気がつくと音楽に浸って曲を流し続けている自分がいる。
非常に自分勝手で使えないユーザーだが、これ聞いたら次何聴こうかな?と楽しくてしょうがない。

よく聞く「音の解像感や密度」や「今まで聞いたことの無い音が出ている」
なんかの感想は確かにそうだと思う。
それよりも、ピアノとチェロだけの演奏で何枚集めても同じように聴こえた
「Ketil Bjørnstad」のアルバム毎の違いに静かな興奮を覚えたりしている。
20代から集めてきたCDが、もはや何百枚なのか把握さえしてないが、
聞き返すには莫大な時間が必要になりそうだ。
「SOULNOTE sd2.0」が部屋に来てからそろそろ1週間。
1枚を何度も聞いてしまうので、まだCD10枚分も聴いていない。



by higemegaongaku | 2013-11-28 00:51 | DAC

SOULNOTE sd2.0 の1

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DACが一時不在となっていたシステムに「SOULNOTE sd2.0」を追加。
ラックを組み立てるまでは繋がない予定だったが、知人のアドバイスもあり床に直置きの仮組状態。
予定している配線構成のケーブル長の確認も兼ねている。
左右スピーカー内の空間が大きくとれて、それだけでも音の立体感が増しているのが分かる。
とはいえ床の振動が激しく機器を直撃し、本体のスパイクも振動突入に対する防戦一方で、
メカニカルアースの役目を果たすどころでない様子だ。
あと、設置位置が低すぎてボリューム操作の度に曲げる腰も辛い。。

HEGEL HD11をメインのDACにしていたときは、状況によって入力ソースを使い分けていた。
1. ある程度の音量でしっかり音楽を楽しむとき→MacBook Air→DDC→同軸ケーブル→DAC
2. 買ったばかりのCDを即聴きたいとき→CDプレーヤー→同軸ケーブル→DAC
3 .PCを起動する気力も無いほど疲れているとき→AirMac→光ケーブル→DAC

HEGEL HD11は、同軸ケーブルでの入力を二つ持っているが、何と音質に差がつけられている。
説明書にも専用トランスが付いている「入力1」が最も高音質ですとしっかり明記され、
実際にケーブルを付け替えて聴き比べると、確かに少なくないほどの差がついている。
「つなぐ機器によっても音は変わるんだから別にいいじゃん!!」
などという気持ちには全くなれず、けっこうこの部分は気になり続けていた。

この点「SOULNOTE sd2.0」は気が利きまくっている。
3つある同軸入力の1つが「44.1kHz/16bit専用」であるため
CDプレイヤーをトランスポートとして繋ぐ喜びだけがあり、どこに繋ぐかという悩みも解消。
ハイレゾソースを含むPC音源には残りの二つの同軸入力が対応するし、
もちろん光デジタル入力も備えているのでAirMacを経由するBGM再生も今まで通り。

「sd2.0」の価格は、自分にとってはかなりの高額だ。
というか今まで買った機器の中でも一番高い。。
しかし、SOULNOTEの現在唯一かつリファレンスとなるDACだし、
何より発表時からずっと熱い視線と興味を注ぎ続けた製品でもある。
それゆえ手にした今の喜びは、何とも言えず大きく嬉しい。

まだ通電を始めたばかりなので、音についてはラックに設置後しばらく鳴らしてから感想を書くつもり。
今はただDACの悩みから開放された、晴々とした気分でダイアナ・クラールを聴きまくっている。

※そういえば、sc1.0もシルバーからブラックに変えて、見た目の統一感も大幅にアップした。




by higemegaongaku | 2013-11-24 13:47 | DAC