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Vienna Acoustics Mozart Grand Symphony Edition の1

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頭の中をいくつかの機種がめぐりながら、つよい衝動とともに手に入れてしまった
自分にとって「かなり高級」なオーストリアのスピーカー

聞き始めたばかりのクラシックにウエイトを置きつつ、大好きなジャズヴォーカルを聴くために。
お気に入りだけど硬質な印象のブックシェルフ「B&W CM5」とはまた違う、
「柔らかで」「澄みきっていて」「温か」な音質を求めて。

メインシステムの「SOULNOTEセット」より大幅に劣るであろう「TEAC+HEGEL」チームの
ウィークポイントを十分に補いつつ、新しい体験をさせてくれるようなトールボーイタイプで、
出張の長時間運転で疲労した心と体をアコースティックに癒してくれるようなスピーカー。

そんなイメージを思い浮かべながら決定したのがこれ。
ブランドネームに「Acoustics」と入っているし、まさかに刺激的な音は出ないだろうと視聴にGO。
プレーヤーやアンプは聞き慣れたSOULNOTEで行いたかったが、
今は無いということなのでラックスマンの上位機種プリメインの組み合わせ。
SOULNOTEと大分違う方向のメーカーではあったけど、値段も立派なら音もたしかに立派。
持っていたスールヴァイグ・シュレッタイエルのCD「DOMESTIC SONGS」が、
とてつもなく素晴らしい美音で視聴室に鳴り響く。

ラックスマンの影響大きいよな。。と思いつつアンプのみ方向性が異なるプライマーに変えてもらう。
「これ同じスピーカーか!?」と驚くほどの音の変化に戸惑いながら、
スピーカー独自の音の色づけでなく、上流の変化を意外なほど反映してくれることにいたく感心。
事実、CDプレーヤーとアンプ間のRCAケーブルの変更でも相当に音の変化が認められた。

せっかく思い切った買物をするのだからと、他にもより高額なディナウディオ「FOCUS 380」を
アトールのCDプレーヤーとプリメインアンプの組み合わせで聴かせてもらう。
音の印象は「実にまっとう、実にダイナミック」、でも今回はそんなストイックさは必要ない。
次に豪華なエンクロージャーを纏ったB&W「805 Maserati Edition」をクラッセとの組み合わせで聴く。
アンプが温まってないと聴かされてはいたものの、期待した印象より遥かに音が硬い。

どちらにせよ、店に入る前から心は決まっていた。どうしようもないぐらい期待と異ならなければ、
古くも新しくもない佇まいと質感、六畳間でギリギリサイズのトールボーイ「Mozart」で行こうと。
鳴らしはじめてまだ十何時間ぐらいだろうか。部屋の調音はまだこれからだけど、
何回か試して決めた設置位置は、後壁との距離約30cm、左右壁との距離はカーテンのある右が77cmで、
壁が一部へこんだ左が130cm。スピーカー間の距離が175cmで、視聴位置との距離は175cm。
スピーカーの存在感がかなりあるが、ずっとやってみたかった正三角形のポジション。
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「Mozart」が来る前に、B&W「CM5」とTEAC「AG-H600」をつないでみたが、
「やせて、乾いて、詰まった」その音に一気に不安が訪れていた。
しかし、「Mozart」が来てみると、それは杞憂にすぎなかったことにすぐ気づく。
「オーディオの要は音の出口となるスピーカー説」を実感できる広い音場と、澄んだ高音に厚い中低域。
おかげで我が家のメインであった寝室セットが、王者の座からずり落ちてしまった。
スピーカーの性能もそうだろうが、オーディオに特化した部屋のレイアウトも大きい。
こっちは、こっちで家具やスピーカーの設置を見直してしっかり返り咲かないと。。



by higemegaongaku | 2014-07-24 00:36 | スピーカー

休日のオーディオ

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撮影から帰ってきてから音楽を聴くと前よりずっと良い音に感じる。
そろそろ1年経つCM5がいよいよ熟れてきたか、
年末に入れたsd2.0のエイジングがすっかり落ち着いたか。
大事な耳を休み休み使っているからか。

いずれにせよ、聴き込んでいなかった多量のCDにじっくり没頭している。
ボックスセットで買ったのに殆ど聴いてなかったマイルスとか。。

by higemegaongaku | 2014-03-30 22:19 | スピーカー

B&W CM5 の2

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「あれ?」

昨晩、風呂上がりにオーディオセットの音を鳴らすと音が良くなってる。。
スタンドとスピーカーの固定でこんなに変わる?
正確に言うと、前日の晩にグリスを塗ってベッドに入った後、はたと思ってさらにグリスを丁寧に塗り、
それぞれのボルトの締め付けトルクを、手動ながら考えられる限り丁寧に締め付けはした。
他に思い当たることを考えてみると
1. ここ数日間はジャズだけでなく、何気ない感じでソウルやファンクも流していた。
2. 木工の練習のつもりで小さい板を削ったりしていた。
3. 朝から初詣を兼ねてロードバイクで初走りしてきた。
4. 最近部屋の空気をこまめに入れ替えている、ぐらいか。
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しかし、何かの峠を超したことが確実に実感できる。
ピアノもヴォーカルも、ベースもホーンもキツく感じた成分がきれいに霧散しつつある。
何よりベースの音に芯ができて、文字通り曲の骨格がしっかりと形づくられている。
高音側の歪みっぽさも無くなってきて、ブラシやシンバル、ピアノやトランペットの音も
落ち着くところに落ち着きつつある。数日前と今日でこんなに変わるの??


1.は間違いなく音に関係ある。ジャズに比べれば、低音成分はソウルやファンクの方がたっぷりだ。
実際にコーンの動きを見てみると、ジャズではあり得ないストロークで激しく前後している。
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結果、見た目もごっついアメリカン・ブラックガイたちのおかけで、
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北欧のお姉さんの声やピアノの生々しさ、立体感がかなり向上した。

若い頃とは風貌も大きく変化を遂げたアル・グリーンの「Lay It Down」は、
音数は少ないが全曲くそ重いベースラインがうねり回っている。
全てを聴き込んでいるスールヴァイグ・シュレッタイエルのアルバムの中で、
「Silver」は寒い季節に最もふさわしい一枚。
透明感と生々しさが溢れる歌声・曲・演奏・音づくりの全てが美しく、力強い。
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2. はノートブックやDDC、ポータブルHDの下に弾くボードを自家製で作ってみたもの。
作ったといっても端材にペーパーやカンナをかけて、角を落としただけ。
白い方の2枚は、仕上を何にするか決めかねていてまだ未塗装。
節なんかももバリバリに入った端材なので、材料費は一枚30円〜198円。
何万円もするオーディオボード類は、全く買う気がしない。
どんなに音が良かろうが、自分で工夫して作る方が楽しいし豊かだ。
これらを置く机が金属製なので、こういった木製ボードもPC出力には多少効果があるのかも。
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3. は身体的にいい汗かいたので、耳も心も健やかになった結果か。
音が良くなるなら自転車趣味も巻き返して、もっとツーリングに行こうと思っている。

4. の空気入れ替えは音に関係あるのか無いのかは不明。二酸化炭素の多い少ないは関係ないか。
ただ、新鮮な空気を入れた涼しい部屋は、凛とした雰囲気があって単純に気持ちいい。
電気と違って無料なので、これからも換気はこまめに行いたい。
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「B&W CM5」でソウルやファンクを聴くと面白い発見がある。
もともと団子っぽい曲でも、各パートの楽器の音が分解されて新鮮な(本来の)フレーズが聴こえてくる。
でも、らしい音かと言うと、やはり曲調には合っていないとは思う。
これらのカテゴリーなら向いてるスピーカーは他にいくらでもある気がする。
ただ、今の自分が好きなピアノトリオや、女性ヴォーカルを聴くなら、
少なくとも間違った選択だとは思わない。

それにしてもオーディオは、どうしてこう人を一喜一憂させるのだろう。。




by higemegaongaku | 2014-01-06 00:02 | スピーカー

B&W CM5 の1

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ソウルノートのシステムと合わせている「B&W CM5」。
オーディオ趣味の人なら必ず知っているメーカーの知ってるスピーカーで、
入門、またはその次に買うぐらいの価格帯となるブックシェルフ。
自分自身も、有名・売れ筋の製品を基準にしてみたくて、1年ぐらい前に「KEF iQ30」から買い替えた。
iQ30も十二分に売れ筋の入門機種だと思って買ったのだが、
腰の据わらない弱々しい音がどうにも気に入らなかった。

ならPM1など、もう少し上位の機種に買い替えれば良かったのかも知れないが、
価格に対する評判の良さと、30万近いスピーカーはまだ早いという気持ちもあって今に至っている。
CM5も、もともとは「ソウルノート sa1.0」単体に繋いでいたので、
iQともどもスピーカーは8Ωで比較的能率が高いモデルをと考えていた。
「情報量の多さ」「音の力強さ」など、購入当初はiQ30との差に感激したが、
毎日聴いているとその感激も当たり前になり、iQの音自体も忘れてしまっている。

そもそも経験値が少ないので、他のスピーカーと比べてどうかというのも知りようが無かったのだが、
昨年「ソウルノート本社へ来ませんかキャンペーン」と、吉田苑さんのイベントに参加できた。
その機会に「Fundamental RM10」を聴かせていただいたので、
高性能スピーカーが放つ音、メーカーが考える音を知る貴重な体験となった。
もちろん自分のCM5とは全くもって段違いである。
同じB&Wの805Dも、とある売り場で聴く機会があったが、これもCM5との大きな差を理解させてくれた。
いずれにせよ良いスピーカーは言葉にならない「良い音」を放つと感じる。
805Dなど最悪な設置環境だったが、それでも明らかな格の違いが分かってしまった。

「終のスピーカー」なんて言葉にも憧れるし、自分もいつかは代名詞となるようなモデルを手にしたい。
だが、今の自分にはまだ試すべきこと、そして試したいことが膨大にあると思っている。
部屋環境を含めたスピーカー設置のトライ&エラーをくぐり抜けないで、
高額モデルを手にすることがはばかられるというのもあるが、
試行錯誤することで得られる経験を味わってみたいというのが一番の理由だ。
そのためにも、質の良い入門機だと信じているCM5には、まだまだこれから頑張ってもらいたい。
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ウォールナット無垢材のオーディオラックを作った今、
天然木の突板仕上というのが信じられないほど安っぽい質感はともかく、
WengeカラーのCM5の見た目と色合いはとても気に入っている。
現状だと背面壁から30cm弱しか離せないため、リアバスレフポートにはチューブ状のスポンジ。
ケーブルは
・Fundamental純正ケーブル+CM5付属ジャンパープレート
・Fundamental純正ケーブル+他社スピーカーケーブル加工のジャンパーケーブル数種類
・Zonotone 6NSP-4400S Meister バイワイヤリング
を試した後
・Fundamental純正ケーブル+WireWorld OASYSジャンパープレート
におちついた。
ワイヤーワールドのジャンパーケーブルは、様々な組み合わせの比較に疲れきって、
あくまで見た目と色合いだけで選んだが、特に悪いところも無いと感じている。

じつはsd2.0を入れたときから、はじめて高音がキツイと感じ始めていた。
sd2.0や新しく加わったケーブル類のエージング不足もあるのだろうが、
このDACを入れてから明らかに変わったことが一つ。
ボリューム位置を今までより上の方まで回してしまうのだ。
低ノイズだからとか、フラットだからとか技術的にも色々あるのだろうが、
日中など調子にのって音量を上げすぎると、低音が暴れまくり床も盛大に振動を始めるし、
もちろん高音も耳についてくる。

ふと、思いつき、スタンドとCM5を固定しているボルトを確認したみたら、案の定ゆるみまくっていた。
今までよりも大きな音量で聴き続けたために、ゆるみもどんどん加速したようだ。
おまけにレンチで回しながら外す際にキーキーと不快な音も発するので、
嫌というほどグリスを塗って締め直したら音の印象が少し変わった。
ピアノの金属的な歪みが抑えられ、ベースラインの曖昧さが軽減された。
物理的な振動変化は僅かなのだろうが、聴いた印象はしっかりと変わってしまう。

ネットや本で知るオーディオ歴の長い方と同様に、自分もこういうところに面白みや楽しさを感じてしまう。
ロードバイクに最も熱中していた数年前も、フレームの全塗装をはじめサドルやホイールなど、
随所にこだわって原型をとどめないぐらいカスタムしてしまった。
(大きな作業はプロにお願いした)
自分が走りやすいように自分で考えてバイクをカスタムするのと
好きな音楽を好きな音で聴くための努力ってのは、全く持って同じ楽しさだと感じる。








by higemegaongaku | 2014-01-04 00:26 | スピーカー

SCANSPEAK 50mm

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初めて訪れた「東京インターナショナルオーディオショー」。
様々なブランドがアピールするオーディオ機器の数と金額に圧倒されながら、
お土産で買って帰ったのはスピーカーキット付きの「Stero」誌のバックナンバー。
「最終日なのでちょっと安いですよ!」って売り場のお姉さんは言ってたけど、
「最終日だから安いって、、これ8月号だから売れ残りですよねっ」とまでは言わなかった。
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組み立てに必要なボンドやら塗料やらを仕入れるために「くろがねや成城店」に出向く。
ホームセンターってオーディオ視点で見ても本当にヒントの宝庫だ。
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システムのセッティングに使っているツールボックスもスタンバイ済。
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不器用さに絶対の自信を持つ自分は、仕上がりに技術が必要なニスなどは避け、
染み込ませるタイプの「水性ステイン」でムラを回避する戦略。
さらっと一回塗るぐらいが、自然な半ツヤで良かったなぁと気づいたのは、
調子に乗って塗り重ね、妙なツヤとムラが出始めた頃。。
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「清潔第一」をモットーに挑んだ我が手は、もうすでにベトベト。
「自分史上最高の作品をつくる」の誓いも「音さえ出ればいいか。。」と一気にトーンダウン。
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音漏れをビビるあまり、てんこ盛りで塗ったボンドも盛大にはみ出ましたが、
開始から5時間後にともかくエンクロージャーが完成(雑誌では3時間ぐらいが目安と書いてたような)
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スピーカーケーブルには、余っていた「ベルデン8460」を使用。
スピーカースタンドやスパイクの代わりになるような小物も用意してます。
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最後にセットして完成!

アンプは押し入れで休眠していた「BOSE 1705 II」が適任。
最初はiPhoneのイヤホンジャックからアナログで入力したけど、
プレーヤーとして先日sc1.0に撃墜されたHEGELのDAC「HD11」がここで復活。
スピーカーとの価格差、実に17倍なので本人は拗ねてるでしょうが、
さすがにこのスピーカーでもiPhoneとの音質差は圧倒的。
AirMac Expressから光デジタルで受けてのAirPlayがやはり快適。

肝心のスピーカーですが、鳴らし始めでも高音の美しさが印象的で、
ジュリー・ロンドンやサラ・ヴォーンなんかがぴったりくる。
このままダイニングテーブルに置いて、朝コーヒーを飲む時や
夜、一人でウイスキーを飲む時なんかに使うつもり。


by higemegaongaku | 2013-11-10 01:19 | スピーカー