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続・オーディオUSBケーブル

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オーディオUSBケーブル「SAEC SUS-108」を新たに入れてどうだったかの続き。

一聴して「オ!」と思い、間髪入れずに「オオッ!!」、しばらく聴いて「ウーム…」。

全然意味が伝わらないが、最初の「オ」は「耳に刺さらない高音」「ブンブン弾むベース」への驚き。
二番目の「オオッ」は、非常に細かい音まで出てるのにまとまりがあることへの感嘆。
例えばベースは、しっかり芯が出てるのにフレットを滑る指づかいまで感じるし、
バスドラムはトン!と弾みつつ、ブラシワークは最後のかすれまで克明に聴こえてくる。

最後の「ウーン」は、音楽そのものを聴くモードへ「すっ」と入れたことへの驚き。
耳は曲の流れだけを追いかけ、歌声と演奏の重なりが体に入り込んでくる快感。
そして、今まで聴いていたのが、「音楽」でなく「音」の範疇だと理解した失望感。

¥17,800の投資に対しては、予想を覆す性能向上であり、
そこまで全く期待していなかった予想外の結果にかなり浮かれている。
実際には、このUSBケーブルだけがすごい訳ではなく、
入り口から出口までの流れが適正方向に大きくシフトしたことだとも理解している。

現に、HDDと「Mac mini」をつなぐのは、アップル純正のThunderboltケーブルだし、
DDCと「SOULNOTE sd2.0」をつないでいるのは、ベルデンの同軸ケーブル「1506A」。
つまり、どうってことない安価なケーブルも混在している訳だから、
「SUS-108」が超高性能というよりは、各機器との組み合わせが上手くいった可能性の方が高い。

それでも、悩み悩んだUSBケーブルだから、「SUS-108」には素直に賞賛を送りたくなる。
「音を良くしている」のでなく「音を悪くしていない」という表現の方が適切とは思うが、
とにかく今まで使ってきたケーブルとは一線も二線も画している。

気がつけばビルエバンスの「Nardis」に聞き惚れていた。
いつもはなんとなく飛ばしていたのに、こんなに風に(魅力的に)聴こえたのははじめて。
同様に、聞き慣れていた曲も打って変わったように生き生きと鳴っている。

またも今までの努力と時間って一体。。
短いケーブルでこんなに変わってもらうと己の未熟さが際立って恥ずかしいが、
上流に属する重要なポジションなので、以降の流れにも大きく関与しているはず。
受け取る素材の質が高まった「sd2.0」も、高精度な変換能力を遺憾なく発揮してくれているようだ。

「これが単に金額の大小だとすると、もっと高価なケーブルにはより高い効果が?」
そんな考えも頭をよぎったが、SAECのUSBケーブルには、これより高い物も安い物も存在しない。
自分は、これを製品に対する自信であり、ブランドとしての良識であると信じた。

何より、しばらくは「音楽」だけを聴いていたい。


by higemegaongaku | 2014-02-15 01:50
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